求人の説明と、その基本的な見方について

入社した人にキャリアを持たせる教育、研修の必要な求人難業種

求人の説明と、その基本的な見方について 現政権になってから景気回復感が表れてきたようなので、企業が控えていた求人募集を増やした途端に最近は求人難で困っている業種もあると報道されています。わずか数年間の間に雇用環境のベクトルがかなり変わったと見えて、有効求人倍率や完全失業率が近年になく良い数値を示しているようです。但し、その中身を精査すると、依然として正社員の職を探す求職者に対して求人側は若干、正社員の募集枠も増えているとはいえ、相変わらず非正規雇用者の募集の方が圧倒的に多くて、雇用のミスマッチが解消されるほどのことでないことが分かります。

現政権以前の景気低迷期には新卒者でも就職難の時期が続いていたので、求人側としては優秀な実力を持つ即戦力型の人材を選りすぐって採用する程の余裕があったのですが、昨今の求人難状態で業種によっては正社員募集でも必要な人数が十分に確保できない程になっているようです。即戦力型の人材であれば入社後の教育や研修をそれ程行わなくても実務で力を発揮してくれる人が多かったのですが、現在はそのようなことを言っていられない段階のようです。それでなくても、入社後の教育、研修が足りなくてキャリアを磨けないと思うと、せっかく入社した人に教育、研修を施してもさっさと転職してしまう従業員が増えているので、職場に人材不足部署が増えてしまうのだそうです。そこで、企業も一昔前に立ち返って教育、研修部署を設置してしっかりと教育、研修し、企業の中堅幹部になって企業を支えてくれる人材作りに本腰を入れざるを得なくなっているのです。


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